作業環境要素 |
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1 |
鉛中毒の症状には、貧血、末梢神経障害、腹部のせん痛がある。 |
○ |
鉛中毒による症状として貧血、抹消神経障害、腹部のせん痛があげられる。 |
2 |
有機溶剤は混合物として使用されることが多く、皮膚や呼吸器から吸収されやすい性質がある。 |
○ |
他に、脂溶性、刺激性、蒸発性、吸収性等の特徴がある。 |
3 |
マンガン中毒の症状には、指の骨の溶解、肝臓の血管肉腫がある。 |
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マンガン中毒の症状には脳疾患の症状が見られる。(筋肉のこわばり、歩行困難、ふるえ) |
4 |
金属熱とは、亜鉛、銅等のヒュームを吸入して、壊死を起こした気管粘膜のたんぱく質やそれが金属と結合したものがアレルゲンとなってアレルギー反応を起こすことによって引き起こされる病気である。 |
○ |
発熱するが、熱中症とはまったく異なるものである。 |
5 |
カドミウムの標的臓器は脳で、慢性中毒の症状には、筋肉のこわばり、歩行困難などの症状がある。 |
× |
カドミウムによる中毒の症状として、慢性の場合は肺気腫、腎障害、急性の場合は上気道炎、肺炎の症状が見られる。 |
6 |
金属などの蒸気が空中で凝固、化学変化を起こし浮遊している固体微粒子をヒュームという。 |
○ |
亜鉛、銅のヒュームを吸い込むと、金属熱の症状を呈する。 |
7 |
潜水業務における減圧症は、浮上途中に発症しやすい。 |
× |
潜水業務による減圧症は浮上後に起こりやすい。減圧症は、高圧環境から常圧環境に戻る時に生じる症状で、関節痛(ベンズ)、チョークス(胸内苦悶)、呼吸困難、神経麻痺、皮膚のかゆみがみられる。 |
8 |
騒音性難聴では、通常の会話音より高い音から聞こえにくくなる。 |
○ |
通常の会話よりも高い音(4000Hz前後)の聴力から低下するので、初期の状態では自覚症状はありません。 |
9 |
振動障害の特徴的な症状の1つであるレイノー現象(白指発作)は、夏期に現れやすい。 |
× |
夏期ではなく冬期に表れやすい。局所振動障害は周波数が10〜500Hzの振動工具(削岩機、チェーンソーなど)の使用により生ずる。抹消循環障害はレイノー現象(白指発作)がみられ、進行すると白ろう病となる。 |
10 |
凍瘡(しもやけ)とは、0℃以下の寒冷による組織の凍結壊死をいう。 |
× |
0℃以下の寒冷による組織の凍結壊死、これを凍傷という。 |
11 |
熱けいれんとは、発汗により体の水分が失われた状態が進行し、血中の塩分濃度が増加することによって、筋肉がけいれんすることである。 |
× |
発汗によって水分と塩分が不足しているときに、水分のみ補給することで血中の塩分濃度が低下することで筋肉のけいれんを起こします。これを、熱けいれんといいます。 |
12 |
減圧症は、高圧環境から常圧環境に戻る時に生じる症状で、関節痛(ベンズ)、チョークス(胸内苦悶)、呼吸困難、神経麻痺、皮膚のかゆみがみられる。 |
○ |
なお、減圧症にかかった者は再圧タンクなどで再圧し、徐々に減圧しなければならない。 |
13 |
紫外線は、可視光線より波長の長い電磁波で、これによる障害として皮膚がんがある。 |
× |
紫外線は、可視光線より波長の短い電磁波で、これによる障害として電光性眼炎、皮膚がん、皮膚色素沈着がある。 |
14 |
マイクロ波は、紫外線よりさらに波長の短い電磁波をいい、紫外線と同様の障害を起こす。 |
× |
マイクロ波は赤外線より波長の長い電磁波の総称で、組織壊死、白内障、組織深部発熱などをもたらす。 |
15 |
赤外線は、可視光線より波長の短い電磁波で、これによる障害に白内障がある。 |
× |
赤外線は可視光線より波長が長く、生体に照射して組織深部まで達し、吸収され熱となる。 |
16 |
レーザー光線は、単一波長の光線で、強い指向性があり、熱凝固作用が眼や皮膚の障害を発生させる。 |
○ |
光を作り出す装置から発生する電磁波で、単一波長光線で鋭い指向性・集光性があり、網膜火傷、網膜はく離、失明、白内障、皮膚火傷をもたらす。 |
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レーザー光線は非電離放射線だが、長時間または継続的にばく露されるとさまざまな障害が発生する有害光線である。 |
○ |
網膜はく離、網膜火傷、失明、白内障などの症状がでる。 |
18 |
赤外線は可視光線より波長が長く、生体に照射して組織深部まで達し、吸収され熱となる。 |
○ |
赤外線は生体に照射して組織深部まで達し、吸収され熱となります。 |