救急措置@

 

 

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出血時の直接圧迫法は、出血部を直接圧迫する方法であって、最も簡単で効果的な方法といえる。

出血部を直接圧迫する方法で、一番簡単で効果的な方法です。

2

出血時の間接圧迫法は、出血部より心臓に遠い部位の静脈を圧迫する方法である。

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出血部より心臓に「近い部位の動脈」を圧迫する方法で、止血点を指で骨に向けて強く圧迫します。

3

上肢の出血を間接圧迫法により上腕で止血するときは、上腕中央内側を、親指で骨に向かって強く圧迫する。

止血点を指で骨に向けて強く圧迫します。

4

額、こめかみあたりの出血を間接圧迫法により止血するときでも、頭部は絶対に圧迫してはならない。

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頭部からの出血を間接圧迫法により止血するときは、耳のすぐ前の脈拍が触れる部位を圧迫します。 

5

動脈からの出血の場合は、出血部位等にかかわらず、止血帯により止血しなければならない。

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大動脈を切断したような場合で、直接圧迫法では止血できないような場合には止血帯法により止血します。

6

一般的に、火傷の面積が体表面の面積の20%以上になると非常に危険な状態であるといわれる。

体表面の面積の20%以上の火傷で非常に危険な状態になります。

7

火傷の分類では、第T度が最も重症で皮膚は白っぽくなったり、ただれてくる。

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第V度が最も重症で、皮膚は白っぽくなり、ただれてくる。(壊死性火傷)

8

火傷によって生じた水泡は、破って十分消毒した後、ガーゼをあてるべきである。

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水泡は破らないように注意し、消毒したガーゼで軽く巻きます。

9

皮膚に化学薬品がかかった場合には、ただちに中和剤により中和した後、水で洗浄する。

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化学薬品による火傷の場合は、皮膚面を水でよく洗浄し、皮膚を冷やします。

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軽度の火傷では、被災者が水を欲しがった場合、飲ませても差し支えない。

火傷が軽い場合は水を与えても構わない。

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口対口呼気吹き込み法では、人工呼吸をまず1回行い、その後約30秒間は様子を見て、呼吸、咳、体の動きなどがみられない場合に、繰り返し人工呼吸を行う。

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人工呼吸を2回行った後、反応がない場合に直ちに心マッサージを行います。

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口対口呼気吹き込み法では、人工呼吸と心マッサージを1人で実施するときは、人工呼吸1回に心マッサージ10回を繰り返す。

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人工呼吸2回と心マッサージ30回を1サイクルとして5サイクル行い、蘇生するまで繰り返し行います。

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口対口呼気吹き込み法では、人工呼吸は、1回の息の吹き込みにゆっくりと5秒程度かけ、1分間に2回程度の速さで行う。

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回数は、成人で5秒に1回、1分間に10〜12回繰り返します。1回の吹き込みの量は500〜800ml(通常呼吸の2倍)とします。(胸が膨らむのを目安にします)。

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心マッサージは、1分間に約100回のリズムで行う。

1分間に100回くらいのリズムで行います(心停止から3分以内に行います)。  

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心マッサージを行う場合には、事故者を柔らかいふとんの上に寝かせて行うようにするとよい。

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心臓が十分に圧迫されるよう、事故者を平らな固い板の上などに寝かせて行います。