ここから確認・数的推理「再」入門
基本も基本、超基本の数学から始めるこのコーナーの目的は、「スタートの確認」と「ゴールの確認」にあります。公務員試験の数的推理は、微積分のような高度な知識は必要ありません。基礎的なテクニックを着実に積み上げることだけで正解に到達できます。第6回目は、旅人算(速さ)のテクニックを「再」入門!
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第6回 出会い・すれ違い、まるで人生・・・旅人算(速さ)
 

<距離・時間・速さ> 距離=時間×速さ 時間=距離÷速さ 速さ=距離÷時間

<出会い> → 速さの和
図
出会うまでにかかる時間=W÷(x+y)


<追いかけ> → 速さの差
図
追いつくまでにかかる時間=W÷(x−y)

【問題でシミュレーション】
橋の両端にAとBが立っている。同時に橋を渡り始めて橋の上で会うのに1分かかる。また、Aが橋を渡りはじめ、同時にBが橋を渡らずに逆方向に歩いていったとき、AがBに追いつくのに5分かかる。Aの速さが90m/分とすると、橋の長さは何mか。

解説
Aの速さをx(m/分)、Bの速さをy(m/分)、橋の長さをz(m)とすると、
橋の長さを向かい合って歩くと、 z÷(x+y)=1 ・・・(1)
橋の長さを追いかけると、 z÷(x−y)=5 ・・・(2)
Aの速さを90m/分として、(1)(2)の連立方程式を解くと、y=60 、z=150


解答 150m

ゼミネット公務員講座では、図表・イラストを利用してわかりやすく解説しています。
次回は
「2個ずつだと余り、3個ずつだと足りない?・・・過不足算(不等式)」です。ご期待ください。

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