ここから確認・数的推理「再」入門
基本も基本、超基本の数学から始めるこのコーナーの目的は、「スタートの確認」と「ゴールの確認」にあります。公務員試験の数的推理は、微積分のような高度な知識は必要ありません。基礎的なテクニックを着実に積み上げることだけで正解に到達できます。第9回目は、相当算のテクニックを「再」入門!
バックナンバー
第1回 第2回 第3回 第4回
第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回

第9回 はじめに半分、次に残りの半分?・・・相当算
 

【問題】 ある作業を行うのに、第1段階で全体の3分の1を処理し、第2段階で残りの作業の2分の1を処理した。第3段階の処理を終わらせたところ、全体の12分の1が残った。第3段階の処理は全体のどれだけにあたるか。

図

第1段階の処理の後に残ったのは全体の3分の2
第2段階でその2分の1を処理しているのだから、
第3段階の前に残っているのは全体の3分の1
ここから残った全体の12分の1をひけば第3段階の割合がでる。

図


【問題でシミュレーション】
ある問題集を3日間で終わらせる計画を立てた。初日は20ページ終わらせたが、計画していたページ数の5分の1を残した。2日目には予定していたページ数の2倍を終わらせたので、3日目は当初の予定の3分の1をやって全部を終わらせることができた。初日に残った分と3日目にやった分が同じページ数だとすると、問題集は何ページになるか。

解説

図

2日目の予定の2倍を終わらせたら、3日目には3日目の3分の1が残ったということから、
赤いは黒い◆の3個分になる。
そして、1日目は20ページ終わらせると予定の5分の1が残ることから、20ページが5分の4に相当する。
よって、黒い◆は 20÷4=5(ページ)

全体のページ数は、
20+(5×3×2)+5=55(ページ)


解答 55ページ

ゼミネット公務員講座では、図表・イラストを利用してわかりやすく解説しています。
次回は
「宝くじの当せん本数は?・・・場合の数」です。ご期待ください。

最新号へ

画面TOPへ

Copyright (C)2009 SEMINET, KNoT All rights reserved.