ここから確認・数的推理「再」入門
基本も基本、超基本の数学から始めるこのコーナーの目的は、「スタートの確認」と「ゴールの確認」にあります。公務員試験の数的推理は、微積分のような高度な知識は必要ありません。基礎的なテクニックを着実に積み上げることだけで正解に到達できます。第8回目は、割合・比のテクニックを「再」入門!
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第8回 割り算・分数・割合だいじょうぶ?・・・比の問題
 

【問題】 博物館の利用者数を調査すると、全体の70%が小学生以下の小人だった。また、全体の50%が男性で、小人の50%が男性であった。このとき、女性の中で小人の割合は何%か。

図

問われているのは、女性の小人。線分図のどの部分かを考えてみよう。

全体の人数を100人とすると(割合だけの時は適当な実数を設定!)
全体の中で小人は70人、小人の女性はは70×(1−0.5)=35人
全体の中で男性は50人、女性は50人
35÷50=0.7 よって、女性の中で小人の割合は70%


【問題でシミュレーション】
物質XとYを混合して作られるA、B、Cがある。それぞれのXとYの混合比率は、Aが2:3、Bが4:1、Cが5:1である。このとき、A・B・Cを1:2:3の比率で混合した混合物に含まれるXの割合は何%か。

解説
A:B:C=100g:200g:300gとすると、
Aの中には(X:Y=40g:60g)、
Bの中には(X:Y=160g:40g)、
Cの中には(X:Y=250g:50g)が含まれる。
よって、混合物中のXの割合は、
(40+160+250)÷(100+200+300)=0.75


解答 75%

ゼミネット公務員講座では、図表・イラストを利用してわかりやすく解説しています。
次回は
「はじめに半分、次に残りの半分?・・・相当算」です。ご期待ください。

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